疲れない働き方

HSPさんが人間関係で疲れるのを防ぐ方法

こんにちは。kanakoです。

最近テレビや本でとても話題のHSP(ハイリー・センシティブ・パーソン)についてHSP当事者の私が思うことを書いていきたいと思います。

今まで漠然と「人と長時間いると疲れるな」と感じていたけれど、本やネットなどでHSPという言葉を知って、「あ!これわたしのことかも」と思った方も多いと思います。

人といると疲れるHSPさん、疲れやすいのをどうにかしたい方におすすめの記事となっています。

contents

1.なぜHSPさんは人間関係で疲れてしまうのか

2.人間関係で疲れるパターン

3.人間関係で疲れるのを防ぐ方法

  • おすすめの本

 

1.なぜHSPさんは人間関係で疲れてしまうのか

HSPさんが疲れやすい理由として、「D・O・E・S」という4つの特徴が関係しています。アーロン博士によるとこの「D・O・E・S」というのは

※1

D・・・(Depth of processing)処理の深さ

例)情報を深く処理する、じっくり納得いくまで考える

O・・・(Overarousal)神経の高ぶりやすさ

例)好きなことでテンションが上がる、落ち込みやすい、些細なことで緊張しやすい、刺激が多すぎてイライラする

E・・・(Emotional intensity)強い感情反応

例)すぐに感動する、他人の気持ちや考えていることがわかる

S・・・(Sensory sensitivity)感度の鋭さ

例)人のうごめく表情を細かくキャッチする、細かい点に気付く

 

このような特徴があります。

HSPさんは非HSPさんに比べて、人の喜怒哀楽の表情、声などに人一倍反応しやすいんですよね。様々な情報を一気にキャッチするからこそぐったりしてしまうことが多いです。

 

※1引用元→ささいなことに動揺してしまう敏感すぎる人の「仕事の不安」がなくなる本/みさきじゅり

2.人間関係で疲れるパターン

HSPさんが人間関係で疲れてしまうパターンはいくつかあると思いますが、以下のことが多いのではないでしょうか。

  • とにかく気を遣いすぎて疲れる(飲み会、仕事など)
  • 全員に好かれなきゃと頑張る(他人に合わせてしまう)
  • どのような人間関係が心地良いと感じるか把握していない、心地良いと思えるコミュニティにいない

 

私も新卒で最初に配属された職場では、「上司を怒らせてはいけない、私が我慢すれば万事うまくいく」と考えていたところがありました。

そのため仕事をするときは常にビクビク緊張していて全然成果は出ないし、自分らしさのかけらもなかったです。

また、上司にキツイ口調で注意されただけで胸のあたりが苦しくなり、泣きそうになることもありました。(最終的には過呼吸になりました...)

3.人間関係で疲れるのを防ぐ方法

ではHSPさんが人間関係でぐったりしてしまうのを防ぐのにはどうしたらいいのでしょうか?

私は

人と適度な距離を保てるような工夫をする

自分が心地良いと感じるコミュニティに所属する

のが良いと思います。

 

人と適度な距離を保てるような工夫をする

  • テレワークをしてみる(テレワークが可能な会社の場合)
  • 飲み会には極力行かない(本当に行きたいと思うのだけ行く)
  • 仕事の休憩時間は1人で過ごす
  • 話しにくいなと思う人に対しては必要最低限の会話で済まし、あとは話さない。(無言になるのが怖いと思いますが、無言を貫いているうちにだんだん慣れてきます。)

 

自分が心地良いと感じるコミュニティに所属する

  • オンラインコミュニティ、趣味のサークルなどに所属してみる
  • 会社にいる時間をなるべく減らし、別の副業などで稼ぐという選択肢を持つ(オンラインの副業などは消耗が少ないです。)

 

最近はコロナウイルスのこともあり、テレワークができる会社も少しずつですが増えてきています。

1日に占める仕事上の人間関係の割合というのは、特に正社員などは大きいと思いますが、なるべく仕事上で関わる人とは適度な距離でいた方が心も楽です。

1つのコミュニティに依存してしまうと、人間関係が最悪だった場合に逃げ場がなくなってしまいますよね。

それを防ぐためにも、仕事以外に友人と話す機会を増やす、オンラインコミュニティで気の合う仲間を増やすなど依存先を複数持っておく方が人間関係で疲れるのを防ぐことができると思います。

 

また、1番有効なのは1人の時間を増やすことですね。HSPさんは1人の時間をたっぷりとってあげることで本来のエネルギーを回復させることができるので、仕事の帰宅後、休日など様々な場面で自分一人の時間を作ってあげるといいと思います。

 

人間関係で疲れやすいHSPさんにおすすめの本も今はたくさん出ていますので、

ぜひ読んでいただければと思います。

いくつか紹介しておきますね。

世界一受けたい授業でも出演されていた、HSP専門カウンセラーの武田友紀さんが書いた本です。

今日紹介した、人といると疲れる場面、なぜ人といると疲れるのか、他人の機嫌に振り回されるのを防ぐにはなどの対処法が載っています。

武田友紀さんの本の特徴として、今まで辛い気持ちに苦しんできたHSPさんを慰めるような、そっと寄り添う文章が印象的です。

読み終えた後には、心の中にぽっと火が灯るようなあたたかい気持ちになれます。

ささいなことに動揺してしまう敏感すぎる人の「仕事の不安」がなくなる本/みさきじゅり

 

 

こちらもHSP専門カウンセラーのみさきじゅりさんの本です。

今回紹介したD・O・E・Sについてより詳しく解説しているほか、HSPの適職、HSPさんが自分らしく働くための4つのポイントなどが紹介されています。

私も自己分析をするときはまずこの本をもとに整理しているぐらい、長く愛用している本です。

 

仕事の不安、人間関係で困っている方、ぜひ読んでみてくださいね。

 

元ホテルマン、ブロガー
kanako
新卒でホテル勤務。入社8か月目で適応障害と診断され、休職。1年で退職。適応障害の経験をもとに、自然体で生きるヒントや強みを活かすキャリア形成について発信をしています。
\ Follow me /